共働きって忙しくて家事も子育ても中途半端になってる気がする・・・。
仕事中心で私もストレス感じてしまってる。どうしたら上手くいくのかな。
こういったことにお答えします。
- 本記事の内容
・わたしのタイムスケジュールの紹介
・夫婦で家事を分担する
・便利家電も使用し、がんばりすぎない家事・育児を実現する
・子どもとの時間を大切にする
・子育て支援サービスも活用する
- 本記事の信頼性
・現在、共働き歴11年、小学生姉妹を子育て中の母です。
・保育園に通っていた時はフルタイムで働いていましたが、長女が小学校に上がったのをきっかけに時短勤務に変更しました。
近年では、子育てをしながら夫婦がどちらも働く「共働き世帯」が約7割と増えています。しかし、子育てと仕事を両立させることは簡単なことではありません。
どのようにすれば、うまく両立させることができるのでしょうか?
夫婦がどちらも笑顔で働けるような環境づくりのヒントをお伝えします。
共働き夫婦の日常
わたしは長女を出産後6か月で職場復帰しました。当時はフルタイム勤務(8:30~17:30)、残業は月に2~3時間程度でしたが、長女が小学生になったのをきっかけに時短勤務(8:30~16:00→8:30~16:30)に切り替えました。わたしの勤務先は時短勤務が小学3年生まで認められています。
現在のタイムスケジュール
5:30 | 起床、身支度、朝食準備 |
6:30 | 子どもたち起床、朝食、身支度、夫婦のお弁当作り |
7:30 | 夫出勤、子ども登校、後片づけ |
8:00 | わたし出勤 |
8:30~16:30 | 勤務時間 |
17:15 | 子どもたちお迎え、帰宅 |
17:30~18:15 | 宿題、連絡帳の確認 |
18:15~19:00 | 夕食の準備 |
19:00~20:40 | 夕食、お風呂など |
20:40~21:30 | 自由時間、洗濯 |
21:30 | 子ども就寝 |
22:00~23:00 | 就寝 |
こんな感じになっていますが、もちろん習い事がある日は多少ずれることもあります。でも生活のリズムを崩さないため、最低限21:30に子ども就寝だけは守るようにしています。
とは言え、毎日忙しいことには変わりありません。仕事で疲れているとき、つい「疲れた~!」と言ってしまいそうになります。そんな時は自動車通勤のわたしは、帰り道で大きな独り言を言って気分を切り替え、子どもたちのお迎えに向かいます。
フルタイムの時のタイムスケジュール
5:30 | 起床、身支度、朝食準備 |
6:30 | 子どもたち起床、朝食、身支度、夫婦のお弁当作り |
7:30 | 夫出勤、子どもたち通学、後片付け |
8:00 | わたし出勤 |
8:30~17:30 | 勤務時間 |
18:15 | 子どもたちお迎え、帰宅 |
18:15~19:00 | 夕食準備 |
19:00~20:40 | 夕食、お風呂など |
20:40~21:30 | 自由時間、洗濯 |
21:30 | 子ども就寝 |
22:00~23:00 | 就寝 |
こちらは以前のフルタイム勤務の時のタイムスケジュールです。
帰宅後、すぐにキッチンに立ち夕食の準備をしていました。が、長女が小学生になった時に宿題を見てあげる時間がなく、宿題をキッチンに持ってきて床で書くことがありました。
18時過ぎに帰ってきて21時30分までにすべてを終わらせ、子供との時間をとるのはわたしにはとても難しく、宿題をキッチンの床で書いている子供の姿を見て、時短勤務への変更を決意しました。
もちろんわたしよりもハードなスケジュールで仕事と家事を両立されている方も多いと思いますが、やはり子供の性格、親の性格、協力してくれる人がいるかいないかで大きく変わってくると思います。
共働き家庭が仕事と家庭を両立するコツ
わたしはこの11年、共働きを続けてきました。もちろん自分の力だけではなく、職場の協力、夫の理解あってこそだと思っています。
その中で感じたコツをお伝えします。
・夫婦で家事を分担する
・便利家電を利用する
・がんばりすぎない
一つずつ解説しますね。
夫婦で家事を分担する
夫婦どちらかの負担が大きくならないように家事を分担しています。夫は簡単なものなら作れますが、毎日の食事の準備は荷が重いとのことで、以下のように担当を分けています。
- 夫:後片付けやお風呂掃除、洗濯
- わたし:食事の準備や子供のお風呂・寝かしつけ
一人でもできないことはないですが、夫にも担当をお願いすることで時間の余裕が生まれますし、決めてしまえば「どっちがやる?」みたいな押し付けあう空気にもならず、気持ちよく過ごすことができます。
また、小学生になるとやりたい習い事がでてきます。うちでは送り迎えができる時間帯の習い事のみにしていますが、長女が始めたスイミングはどうしても友達と同じ時間がいいと言ったため、わたしの父親に送りだけお願いしています。父親に用事ができて送れないときは、一緒に通っているママ友に一緒に連れて行ってもらっています。
毎週、家族みんなで習い事のスケジュールや送り迎えの予定を確認し、共有しています。もちろん子どもも一緒に確認し、自分がやりたいと始めた習い事をしっかりと自覚し、覚悟を持って臨んでもらっています。
便利家電を活用する
子育てしながら共働きをしていると、まとまった時間を作って家事をすることが大変だと感じました。そこで、洗濯乾燥機と食器洗い乾燥機、ロボット掃除機を購入しました。
洗濯はスイッチを押せば朝には乾燥まで終わっています。食器洗い乾燥機があれば細かいお皿やカトラリー類を洗って片付けなくてもよくなりますし、ロボット掃除機をセットしておけば毎日きれいな家に帰ることができます。
これらの家電を使って家事の負担を減らしたことで、家族で気持ちよく過ごせるようになりました。
がんばりすぎない
長女を出産後、職場にフルタイム勤務で復帰したときは、まだ離乳食でした。週末に離乳食を手作りし冷凍保存、平日の夕食の作り置き、買い物、シーツやマット類などの洗濯と、休日なのにほんとに忙しく過ごしていました。
そんな日々を過ごしているとき、ふと思ったんです。
休日に子どもとゆっくり過ごさず何をしているんだろう?
これじゃあ平日と何も変わらない!
そう思った時、もっと力を抜けるところは抜いて、頑張るところを決めようと思いました。
休日は家族で過ごす時間が取れる日なので、家族との時間を最優先にする。買い物は宅配食材を利用する。シーツやマットも平日少しずつ洗濯すればいいし、毎週できなくても大丈夫。食事も手作りの離乳食だけじゃなく市販のものも利用する。夕食もおかずが一品少なくても彩りが良くなくても気にしない。家族みんなで食べれば何でもごちそうになる。
そう思うことにしました。もともと何でも完璧にやりたくて納得いくまでとことんやってしまう性格なので、このように力を抜くマインドに変えることにも抵抗がありました。でも家族で過ごす時間にイライラしてしまって子供にきつい言い方をしてしまったり、家庭がギクシャクするよりは自分が変わるほうがみんな楽になることに気づいたのです。
子どもとの時間を大切にする
子どもとの時間は限られています。特にわたしのような働くママはおうちにいるママよりも圧倒的に子どもとの時間は少ないです。その限られた時間を大切に過ごすための習慣について、わたしが続けていることをご紹介します。
1.優先順位を決める
2.早寝早起きをする
3.家族団らんの時間を作る
4.お風呂の時間を大切にする
5.休日は子どもと思いっきり楽しむ
1つずつ解説しますね。
1.優先順位を決める
子どもとの時間を大切にする上で、重視したいのが「優先順位」をつけることです。
・緊急で重要なこと
・緊急だけど重要ではないこと
・重要だけど緊急ではないこと
・重要でも緊急でもないこと
この4つの順番に日々のタスクを振りわけてみてください。可視化することで、何を優先してやるべきなのかがはっきりと見えるようになり、1日の計画が立てやすくなります。
以前はタスク用紙を使用しABCと分けていましたが、持ち歩く荷物を少なくしたかったので、今はスマートフォンのリマインダー機能を利用しています。今日しないといけないことがハッキリすること、終わった予定が可視化されて実感できること、今日以降のやらなければならないことがよくわかります。
重要でも緊急でもないことは、スマートフォンのメモに記入し、買い物メモと一緒に管理しています。
2.早寝早起きをする
疲れていると親も子どももイライラしがちです。これでは、お互い余裕のある状態で接することが難しくなります。疲れている時は夜更かしせず、子どもと一緒に早く寝て1日の疲れをリセットしましょう。
わたしは子どもと一緒に寝ています。自分から「ひとりで寝る!」と言うまでは一緒に寝るつもりです。子どもが寝たあと、残った家事ややらなければいけないことがないときは、朝まで一緒に寝ています。しっかり睡眠をとることで朝スッキリと目覚めることができ、朝ごはんやお弁当が少し豪華になります。わたしの子どもはフレンチトーストが好きなので、気持ちも体力も余裕のある朝はフレンチトーストを作って、みんなのご機嫌をとっています。
早寝早起きは子どもの生活習慣を整える上でも大切な習慣なので、ぜひ取り入れてみてください。
3.家族団らんの時間を作る
わたしの家庭では「夕食はできるだけ一緒に食べる」と決めています。
習い事はしていますが夕食の時間が少し遅くなるくらいで、一人で食事することはほぼありません。夫も19時までには帰ってきます。家族で夕食を食べるとき、一番楽しみなことは子どもの話を聞くことです。学校の勉強で難しかったこと、学童保育で遊んだこと、友達とのことなど、たくさん話してくれます。本人は話すつもりではないことも、ついつい話してしまい本音が聞けておもしろいです。
うちの姉妹は話が長いので食事に時間がかかることもしばしば・・・。
でも、家族での大切な時間です。
4.お風呂の時間を大切にする
わたしの子どもは姉妹なので、小学生になってからはパパよりもわたしとお風呂に入ることが多くなりました。
お風呂では心も体もリラックスするためか、相談だったり心配事だったり悩みだったりをポロっと話すことがあります。そんな時はあまり時間がなくてもゆっくり話を聞くようにしています。子どもが聞いてほしい時に聞いておかないと、後から聞いても何の話か忘れてしまっていたり、話す気分ではなくなっていることもあります。
聞いてほしい時に聞くことで満足度があがり、子どもを安心させることができます。
5.休日は子どもと思いっきり楽しむ
平日は仕事や家事に追われていて、なかなか楽しむことは難しいので、休日は思いっきり楽しむようにしています。
休日に楽しむと行っても、毎回レジャーに出かけたり、旅行を計画したりはしていません。
わたしの家では、小さな畑と花壇を作っているので、季節の花や野菜を植えたり、草抜きしたり、バドミントンや鬼ごっこをしたり、近所を散歩しています。それだけでも子どもにとっては楽しい時間になります。
スライム作りにはドはまりしました。
また、連休などで遠出できるときは、親も一緒になって楽しめるものを見つけてみてはいかがでしょうか。普段の会話の中で「週末は何して過ごそうか?」と子どもと一緒に考えるのもいいかもしれませんね。
子育て支援制度を活用する
共働き家庭のために、行政ではたくさんの支援サービスが充実しています。働きながら子育てするのは大変ですし、疲れてしまうのは当たり前、1人で悩みを抱え込みことがないように、このような支援サービスをうまく使っていくことをお勧めします。
1.学童保育
2.ファミリーサポートセンター
3.病児保育室
1.学童保育
子どもが保育園だと、自身の仕事が終わり次第、親が園へ迎えに行きます。ところが、小学校に上がると授業が終われば子供は自分で家に帰宅することになります。その時間に大人が家にいることができればいいのですが、働いているとなかなかそうはいきません。
小学校低学年の頃はまだ1人でお留守番をさせることは不安だし、どうしたらいいのか悩むパパママも少なくはないはずです。
そんな時は、「学童保育」のサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
学童保育は、学校が終わってから親の仕事が終わるまで子どもを預かってくれるサービスです。親が働いているという就業証明があれば申し込むことができます。
子どもも家で不安になって待つよりも、同年代の子どもと遊びながら待つことができて楽しく過ごせるでしょう。
わたしの子どもも学童保育に通っています。小学校に入学したばかりのころは、大きい学年の子がいることに慣れませんでしたが、すぐに学年を超えていろんなお友達と遊ぶようになりました。そして、一輪車やホッピング、縄跳び、編み物など家では教えることが難しいような遊びも覚えてくるようになりました。お友達と一緒に元気に外を走りまわったり、泥だんごにはまったり、毎日楽しそうに過ごしています。
夏休みなどの学校の長期休みも生活のリズムを崩すことなく過ごせるため、学童保育に通って良かったと思っています。
2.ファミリーサポートセンター
ファミリーサポートセンターとは、地域において育児などの援助を受けたい方と、それを支援したい方が会員となってお互い支えあい助け合うシステムです。
援助を受けたい方(依頼会員)も、援助を行いたい方(援助会員)も、どちらも特別な資格はありません。資格がないと不安に思われる方もいるかもしれませんが、お互いが安心して利用することができるように、必要な知識や技術の研修も行われているので心配することなく利用できます。
例えば「保育園までお迎えにいってほしい」「習い事まで送ってほしい」「保育園後何時まで預かってほしい」などの要望にも応えてくれます。
わたしの住んでいる地域では、都合が合えば毎回同じ援助会員の方にお願いできるので、「おじいちゃんおばあちゃんが増えた~!」と喜んでいる子どももいます。
どうしても残業しなければならない多忙な時期などでも、安心して仕事に打ち込むことができますね。
3.病児保育室
急な発熱や嘔吐など、子育てをしていると急に子どもが体調を崩すことがありますよね。仕事をどうしても休めない時に限って体調を崩されると、とても困ります。
そんな時は、病児保育室を利用するのも一つの手段です。事前に登録だけしておけば、子どもの急な体調不良にも対応してもらえます。
わたしの地域でも何件か病児保育室があります。子どものかかりつけの小児科にあるので、いつも行き慣れた場所で、慣れた看護師さんや先生がそばにいてくれるので、とても安心できます。
病児保育室によっては、預かり時間が保育園より短かったり、お弁当が必要なところもあるので、いざという時のために調べておいてもいいかもしれませんね。
まとめ
働きながらの子育ては本当に大変です。私自身、何度も心が折れそうになりました。仕事→家事→子どものお世話でぐるぐる回っていて、自分の時間も取れず、疲れ切っていたこともあります。
そして、子どもが小さい時期は、「こんなに大変な時がいつまで続くんだろう。」といつまでも終わりがないように思っていました。
今、子どもが小学生になり、少しずつ手が離れ、親離れ子離れの準備期間に入ったと感じています。1日の中で少しだけ自分の時間も取れるようになりました。(朝、子どもを見送ってから出勤までのたった30分ですが、とても貴重な時間です。)
現在、大変な時期で先行きに不安を感じているパパママも多いと思いますが、子育ての時間には限りがあります。大変な時期もいつか必ず終わります。その時に後悔しないために、今を精一杯、楽しんでくださいね。
がんばりすぎないように、がんばりましょう♬