いいことも大変なことも!2歳差育児のリアル

2歳差で2人目を考えているけれど、2歳差育児は本当に大変なの??

2歳差育児をしているけれど、いつまで大変?
いつになったら楽になるんだろう・・・

こういったお悩みにお答えします。

✅ 本記事の内容

・2歳差姉妹のリアル

・2歳差育児、ここが大変

・2歳差育児のカギを握る、上の子への接し方

・2歳差育児、上の子が4~5歳になると楽になる

・2歳差育児を考えている方、今頑張っている方へ

✅ 本記事の信頼性

・現在、2歳差の小学生姉妹を子育て中のママです。

・仲良し友達4人はみんな2歳差育児やってます。ここ10年くらいは毎年誰かが出産していました。

2人目、3人目を考えたとき、多くのママが一度は考えるのがきょうだいの年の差ではないでしょうか。何歳差が育てやすいかはいろいろな意見がありますが、「2歳差育児は大変」という意見が多いように感じます。はたして、2歳差育児は大変なことばかりなのでしょうか。

2歳差姉妹を子育て中のわたしがお伝えします。

目次

うちの2歳差姉妹ーこんな感じ

下の娘が8か月時の写真です。同じような姿勢でお昼寝中です。あるあるですよね。

次女が産まれたのは長女が2歳4か月のときでした。

初めて対面した瞬間、どんな表情をするのか親としては楽しみにしていました。長女はふわっと微笑んで、にこっと笑いました。そのとき「この2人は大丈夫!」と安心したことを今でもよく覚えています。

2歳4か月の長女

  • 二文語で会話ができるようになってくる。
  • 意思はあるがなかなか表現できないことも。
  • 食事はひとりで食べれるが、魚や肉類・麺類などは小さくしたりと手はかかる。

2歳4か月の長女。

わたしの長女は比較的おっとりしていて、ことばも歩くのも少しゆっくりでした。この時期はことばは少しずつ増えてきていて、「ばなな たべる」「これ いる」くらいの話はできるようになっていました。とはいえ、まだまだ自分の思いを全部ことばにできるわけではなく、イジイジがきて泣いてしまったり、途中でしゃべらなくなってしまうこともありました。

次女が産まれたときの長女

・にこっと笑って一緒に抱っこした。
・けれど、ママのお腹から産まれたことはあまり理解できてなさそうだった。

次女の出産時、長女は祖父母にお願いしたので立ち合い出産はしませんでした。長女を立ち会わせるか悩みましたが、どのくらい時間がかかるか予測できない上に、何か不測の事態になったときのことを考えるとできませんでした。

なので、初対面は出産の次の日です。祖父母に連れられて病室に入ってきた長女は、ふわっとほほ笑みました。どんな気持ちだったのかはよくわかりませんが、赤ちゃんを受け入れてくれたように感じたのをよく覚えています。

退院して自宅に帰ってから

・おそるおそる近寄って、じーっと眺めていた

わたしが抱っこしている赤ちゃんをじーっと見ていました。ただただ、見ていました。

少し大きくなってくると、ゆっくりトントンしてくれたり、絵本を読んでくれたり、お姉さんらしくお世話をしてくれるようになりました。長女の中で、どんな気持ちで、何を思ったのかはいまだにわかりませんが、姉妹としての関係をゆっくり築いていけたことには関心しました。

2歳差育児、良かったこと・大変なこと

Sisters playing together at home. Okayama, Japan. 2021

■2歳差育児をしていて良かったこと、大変だったことをお伝えします。

2歳差育児で良かったこと

・ふたりでよく遊ぶ
・下の子の成長が早い
・保育園や小学校での共通の会話ができる
・一気に子育てが終わる

1つずつ解説していきますね。

2人でよく遊ぶ

・年齢が近く同姓なので一緒にできる遊びが多い。

・最大のメリットは「ほっておいても大丈夫!」

年齢が近いこと、うちは同姓ということもあり、一緒にできる遊びがたくさんあります。おままごと、お人形あそび、ブロック遊び、砂場、どろだんご、などなど、ふたり一緒ならなんでも楽しい遊びになるようです。わたしも一緒に入ることもありますが、子ども独特の世界観を忘れているようで少しズレてしまうこともあるようです。

ふたりでよく遊ぶことの最大のメリットは、「ほっといても大丈夫」なことです。様子を見守りながら食事の用意をしたり、読書をしたり、同じ部屋にいれば大丈夫なので、自分のやりたいことをやっています。

ホッと一息できる時間。ふたりのおままごとの設定を聞いていると
吹き出しそうになる瞬間もあります。

下の子の成長が早い

・下の子は上の子ができることはやってみたい

・下の子は「見て学ぶ」

下の子は上の子ができることは何でもやってみたい、できると思っています。お絵かき、ぬりえ、おりがみ、トイレなど、何でも同じようにやりたい・やってみたいのです。なので、上の子で手こずったトイレトレーニングも下の子はとてもスムーズにできました。教えられるより、「見て学ぶ」「上の子ができている」ことが良い刺激になったように感じました。

小学校のかけざん。特別に教えなくても、下の子は年長のときに半分ほど
覚えていました。

保育園や小学校での共通の話題がある

・共通の話題があることで子ども同士のコミュニケーションが増える

・お互いのお友達のことも知っているので、家族ぐるみでのお付き合いもしやすい

子ども同士の話題があることで、子ども同士のコミュニケーションが増えます。親の知らない先生やお友達の話もふたりでして大笑いしています。お互いフォローし合ったり、助け合ったりできていたようです。また、お互いのお友達のことも知っているので、家族ぐるみのお付き合いもしやすいです。

同じ年の子がいなくても、一緒に遊べます。よく仲良し家族で公園に
行ったりしています。

一気に子育てが終わる

・小さい時期は生活リズムが一緒なので、一息つく時間ができる

・一気に大きくなるので、手のかかる大変な期間は短い

・かわいい時期は一瞬なので、少し寂しい

下の子が産まれてからあっという間で、もう小学生になってしまいました。実際、一番大変で荷物が多い時期は下の子が産まれて約2年くらいだったと記憶しています。

小さい時期は生活リズムが一緒なので、一緒にお昼寝ができたり、夜寝る時間や寝かしつけも全部一緒にできます。食事も似たようなものを食べるので、大人用・子ども用に分けてつくるくらいでした。

2人一緒に大きくなるので、かわいい時期はほんとに短かったです。

ここでわたしが後悔していることが一つあります。写真を撮るとき、ついつい2人一緒の写真を撮ってしまいがちですが、ぜひ下の子だけの写真もたくさん撮ってあげてください。上の子は1人の写真がたくさんありますが、意外と下の子1人の写真って少ないです。親としては2人一緒の写真が嬉しいですけどね。

うちの下の子の赤ちゃん時代の写真にはたいてい上の子も写ってます。

2歳差育児、ここが大変

A mother watching over a quarreling child.brothers and sisters competing for books

・下の子が産まれたばかりの時期はお出かけが大変
・教育費の負担が一気にくる

1つずつ解説していきます。

下の子が産まれたばかりの時期はお出かけが大変

・下の子が産まれて6カ月くらいまでのお出かけは一人では厳しい

・ベビーカーや抱っこひもは必需品!

下の子が産まれたばかりの時期はわたし一人でおでかけするのが本当に大変でした。わたし一人の時はできるだけ外出しなくてもいいように、買い物は休日にまとめたり、母や主人にお願いしたり、宅配食材を利用したりしていました。

とはいえ、急病や予防接種など、どうしてもわたし一人で子ども2人と連れてお出かけしないといけないこともあります。首がすわるまではベビーカーに下の子、上の子は手をつないで、下の子が首がすわれば抱っこひもをよく使っていました。

今思い返せば懐かしいですが、あの頃は記憶があやふやになるくらい
必死でした。

教育費の負担が一気にくる

・卒入学は重ならない

・中学生以降は教育費の負担がぐっと増える

2歳差育児は卒入学が重なりません。メリットのようですが、あまり年が離れていないので上の子のものを下の子に使いまわすことはできません。すべて新品をそろえるようになるためお金はかかります。

職場の先輩は7歳差兄弟だったので、ランドセルを使いまわしていました!

そして、中学生以降の教育費の負担は一気にきます。今、うちの小学生の姉妹も習い事を始めたため教育費の負担がジワジワきています。中学生になると塾に通い始める可能性もあるので、今からしっかり準備する必要があると感じています。

2歳差育児のカギ!上の子への接し方

・上の子ファーストを意識する
・親とふたりだけの時間を作る
・愛情をしっかり伝える

1つずつ解説していきます。

上の子ファーストを意識する

・上の子だってまだまだ親に甘えたい

・「赤ちゃん返り」が激しくならないように、しっかり気持ちを満たしてあげよう。

2歳差育児は上の子が1歳半~2歳半くらいの時期に下の子が産まれます。大きくなったとはいえ、まだまだ親に甘えたい時期です。まして、今までは親の愛情を独り占めしていたのに急に親の関心の半分が赤ちゃんへいってしまう・・・。

なんとなくは理解していたとしても、気持ちや行動を抑えるのはまだまだ難しいです。

  • 下の子が寝ている時間は上の子としっかり向き合う
  • 下の子の離乳食は先に食べさせて、ご飯は上の子と一緒に食べる

など、少しずつでもいいので臨機応変に上の子と向き合う時間を大切に過ごしてほしいです。

親と2人だけの時間を作る

・下の子はパパにお願いして、上の子とお出かけしよう

・買い物でもドライブでも散歩でも何でも大丈夫

下の子が産まれたことで、上の子はママを独り占めできなくなります。寂しさやストレスがたまらないように、ママと2人の時間を作ってみると、上の子もママも気持ちが落ち着きますよ。

わたしも下の子のお世話で家にこもりがちになっていた時期は、夫や母に下の子をお願いして公園にいったり手をつないで散歩したりしていました。

どんぐりを袋いっぱい拾い歩いたこともあります。
今でも上の子は覚えていて、たまに思い出して話してくれます。

愛情をしっかり伝える

・2人とも大切な子どもであることを伝えよう

・言葉で伝えることが大切

親にとっては2人とも大切な子どもです。そのことを子どもにしっかり伝えてみましょう。

声に出して、しっかり伝えることは本当に大切です。

わたしも毎日、寝かしつけのときにギュッと抱きしめて

「ママの宝物の○○ちゃん。無事に産まれてきてくれて、今日も元気でいてくれて、本当にありがとう。」

と言っていました。

さすがに今は言ってないですが、ときどき「抱っこして~」と言ってくるので、その時はがんばって抱っこするようにしています。(長女は30㎏オーバーなので米俵のようですが・・・。)

2歳差育児、ここまでくれば楽になる

two girls are looking each other

どこまでくれば楽になったのか、体験談をお話ししますね。

・第一段階は、下の子が首がすわるころ
・第二段階は、下の子が離乳食が終わる1歳半
・第三段階は、下の子が2歳~3歳ころ

1つずつ解説していきます。

第一段階|下の子の首がすわるころ

young asian mother and baby relaxing in the park

・首がすわり始めると抱っこひもが使える

・少し身軽になったことで、お出かけしてみようと思える

首がすわらなくても使える抱っこひもやスリングもありますが、わたしには首のすわっていない赤ちゃんと上の子2人を連れて歩くのはとてもハードルの高いことでした。なので、首がすわるとお出かけのハードルが少し下がり、気持ちも楽になりました。

抱っこひもを使えば、上の子をベビーカーやお店のカートに乗せることもできるし、手をつないでも反対の手は空きます。

抱っこひもで公園に行ったり散歩したり家事をしたり、ほんとにお世話になりました。

第二段階|下の子の離乳食が終わる1歳半

Baby boy eating at home,Japan

・離乳食を卒業し、大人のものを取り分けて食べられるようになる

・上の子が3~4歳になり、自分でやりたいことが増えてくる

下の子の離乳食が終わると荷物も減り、また少し楽になります。家族での外食もしやすくなり、お出かけの幅が広がります。

また、上の子がイヤイヤ期を過ぎたあたりから何でも自分でやりたい時期に突入します。お着替えや食事など、少しずつですが出来ることが増えていきます。自分でさせるのも大変ですが、ここで出来たことはしっかり褒めてあげると次も自分で頑張ろうとしますし、上の子としての自信につながります。

「さすが○○ちゃん!!」は魔法の言葉です。子どもの嬉し恥ずかしの表情を思い出します。

第三段階|下の子が2~3歳ころ

A typical Japanese family going about their daily life in Tokyo, Japan.

・ひとりで歩けるようになる

・少しずつ会話ができるのでコミュニケーションが取れる

・上の子は4~5歳、イヤイヤ期も過ぎ落ち着いてくる

ここまでくれば、本当に楽になります。

下の子はしっかり歩けるようになり、抱っこひもは卒業、ベビーカーは軽量タイプのものに変更でき、早い子はおむつを卒業しています。

上の子はイヤイヤ期が過ぎて自分の気持ちを相手に伝わるように話せたり、周りの話も理解できるようになってきます。着替えやトイレも1人でできるようになり、まさに”手がかからなくなってくる”時期です。

なんとなくではなく、楽になっていることを実感できます。

2歳差育児を考えている方、今がんばっている方へ

The back of a family standing side by side by the window

2歳差育児は本当に大変とよく言われますが、今の彼女たちを見ていると、わたしは2歳差で良かったと心から思っています。

確かに大変な時期があることは事実です。でも、それは何歳差でも同じことだと思っています。子どもが1人から2人、2人から3人になるというのは、ただ単に2倍3倍しただけではない、歳の差だけではない、大変さがあります。

下の子が産まれたばかりの時期はわたしも本当につらい時期もあり、周りが見えなくてわけも分からず苛立ったり、悲しくないのに涙がでてしまうこともありました。

そんなわたしも、周りの協力や自分が肩の力を抜くことで、気持ちを落ち着かせ、大変な時期を乗り越えることができました。

今しんどくて悩んでいるママがいたら、子どもと向き合って笑ってみてください。思いっきり笑ってみてください。子どもははママの笑顔が一番大好きです。そして、ママも子どもの笑顔が元気の源です。

無理せず一つずつ乗り越えていきましょう。

上り坂の後は、必ず下り坂があります。自分らしく一歩一歩、進んでいきましょう。

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